|代表理事

守屋 智敬(モリヤ トモタカ)
一般社団法人アンコンシャスバイアス研究所 代表理事
株式会社モリヤコンサルティング 代表取締役
1970年大阪府生まれ。神戸大学大学院修士課程修了後、都市計画事務所、コンサルティング会社を経て、2015年、株式会社モリヤコンサルティングを設立。管理職や経営層を中心に8万人以上のリーダー育成に携わる。復興庁「新しい東北」先導モデル事業に携わったことがきっかけとなりスタートした復興地東北ツアーは、現在も継続提供している。
2018年、ひとりひとりがイキイキする社会を目指し、一般社団法人アンコンシャスバイアス研究所を設立、代表理事に就任。アンコンシャスバイアス研修の受講者はこれまでに8万人をこえ、育成した認定トレーナーは、100名をこえる。2021年より、小・中学校でのアンコンシャスバイアス授業をスタート。2022年には、がんと共に働くを応援するための共同研究「がんと仕事に関する意識調査」報告書を発表。様々な角度・視点からアンコンシャスバイアスをお届けしている。
著書に、『「アンコンシャス・バイアス」マネジメント』『シンプルだけれど重要なリーダーの仕事』(かんき出版)、『導く力』(KADOKAWA)などがある。
設立にあたってのご挨拶
代表理事よりご挨拶:設立のきっかけ
一般社団法人アンコンシャスバイアス研究所の設立は、2018年2月4日ワールドキャンサーデー(世界対がんデー)に登壇したイベントがきっかけとなりました。がんになっても笑顔で生活できる社会の実現を目指して、様々な活動を有志によって運営するプロジェクト「LAVENDER RING」が主催するイベントで、「がんのアンコンシャスバイアス(無意識の思い込み)に気づく」と題したワークショップを担当することになりました。(これは、ご自身も乳がん経験者である武田雅子理事からの声がけによるものでした)
ぼくの母は、2017年に他界したのですが、「がんに感謝して、がんと共に生きる」という言葉が口癖でした。
25年以上にわたり、乳がんを患い、再発を繰り返していたのですが、抗がん剤治療を続ける母の姿、母の言葉、母の生きざまに、息子であるぼくは、幾度となく、「がんに対するアンコンシャスバイアス」に気づかされました。このことが、「がんのアンコンシャスバイアスに気づく」と題したイベント登壇にミッションを感じる動機でもありました。
この日の登壇をきっかけに、家庭や、職場や、地域社会などで生まれている様々な社会問題には、アンコンシャスバイアスがひそんでいると思うに至りました。例えば「がん×アンコンシャスバイアス」「介護×アンコンシャスバイアス」「ダイバーシティ×アンコンシャスバイアス」といったように。アンコンシャスバイアスの啓発活動により、「救われるひとがきっといる」と信じるようにもなりました。これが、一般社団法人アンコンシャスバイアス研究所の設立のきっかけです。
わたしたちの脳は、これまでに経験したことや、見聞きしたことに照らし合わせて、あらゆるものを「自分なりに解釈する」という機能を持っています。しかしながら、人により解釈は様々がゆえに、無意識のうちに、人は知らず知らずのうちに相手を傷つけたり、相手を苦しめたりしてしまいます。アンコンシャスバイアスとは、こうした知らず知らずのうちに相手を傷つけたり、相手を苦しめてしまうことに対処するために、必要な概念です。わたしたちを取り巻く半径数メートルの中で、無意識の思い込みに苦しんでいる人がいる。知らず知らずのうちに、誰かを苦しめてしまっている人もいるかもしれない。だれもがそうした、苦しみから解放される社会をつくりたい。合言葉が、「これって、私のアンコンシャスバイアス?」となる世界をめざしたい。「アンコンシャスバイアス」にむきあい続けることで、ひとりひとりがイキイキする社会をめざす。それが私たちのミッションです。
|理事の紹介

武田 雅子(タケダ マサコ)
株式会社メンバーズCHRO、専務執行役員
一般社団法人アンコンシャスバイアス研究所 理事
89年株式会社クレディセゾン入社、現場感覚を大切にするマネジメントスタイルで戦略人事や営業現場の風土改革を推進。14年から取締役。18年よりカルビー株式会社にてCHRO、常務執行役員としてコロナ禍における働き方改革や自立型人財の育成を手掛ける。
23年より株式会社メンバーズCHRO、専務執行役員。「HRアワード2018」企業人事部門 個人の部 最優秀賞 受賞。オフタイムにはがんサバイバーの就労支援なども手掛けている。
・株式会社SmartHR社外取締役
・株式会社ZENTech 社外取締役
・一般社団法人CSRプロジェクト 理事

太田 博子(オオタ ヒロコ)
株式会社モリヤコンサルティング 取締役
一般社団法人アンコンシャスバイアス研究所 理事
2000年、クレジットカード会社の販売促進営業でキャリアをスタート。その後、宇宙システム開発企業、IT企業で、採用・教育・組織開発に携わる。これまでに、数多くのマネジメント変革プロジェクト、次世代リーダー育成、組織開発に従事。
2018年、一般社団法人アンコンシャスバイアス研究所を設立、理事に就任。プロ講師の育成、アンコンシャスバイアスをテーマとしたコンサルティングを手がける。2021年より、小・中学校にアンコンシャスバイアス授業を届けるプロジェクトをスタートさせた。
現在、「毎日小学生新聞」で、アンコンシャスバイアスをテーマとした月1連載を担当してる。2022年に発表した「がんと仕事に関する意識調査」の共同研究の主要メンバーのひとり。
がん経験者を支援するための「NPO法人女性医療ネットワーク(マンマチアー委員会)」「リンパ浮腫ネットワークジャパン」の運営をプロボノで支援。

宮城 和朋(ミヤギ カズトモ)
株式会社みちのりトラベル東北
いわて復興ツーリズム推進協議会事務局
一般社団法人アンコンシャスバイアス研究所 理事
東日本大震災をきっかけに、地元岩手県に貢献したいとの思いに突き動かされ、岩手県北観光へ転職。
現在は、国内外のツアーを企画運営するとと共に、津波被害の大きかった岩手県沿岸部での防災教育(正常性バイアス、集団同調性バイアスなど)、「復興に挑む語り部(地元の方々)」との出会いに学ぶリーダーシップツアーなど、数多くの研修企画事業を手がけている。
「生き方、働き方、あり方」をみつめるツアーは、アンコンシャスバイアスに気づく場でもあり、代表理事の守屋智敬と共に、「復興地岩手県沿岸部を学びの場とするプロジェクト」に尽力している。

藤﨑 雄三(フジサキ ユウゾウ)
一般社団法人アンコンシャスバイアス研究所 理事
1961年、ブラジル・サンパウロ生まれ。 1985年、上智大学外国語学部卒業後、(株)日本興業銀行(現:みずほフィナンシャルグループ)に入行し、本店経理部、ロンドン支店調査役、本店国際業務部副参事役を歴任後、経営統合に伴う海外拠点統廃合の任にあたる。
2001年、(株)リンクアンドモチベーションにて、コーポレートデザイン室長を経て、取締役に就任。管理部門および研修部門を担当。自ら研修・講演を行ないつつ、講師育成に注力。2010年、(株)オール・アウト設立、代表取締役に就任。エグゼクティブコーチ、プロ講師養成などに携わっている。
一般社団法人アンコンシャスバイアス研究所の設立当初より、アンコンシャスバイアス研修のプログラムアドバイザーでもある。2019年より、一般社団法人アンコンシャスバイアス研究所理事に就任。
▶藤﨑執筆コラム:社内講師導Q&A

杉本 美晴(スギモト ミハル)
アット・ワンス株式会社 代表取締役
一般社団法人アンコンシャスバイアス研究所 理事
1987年、金城学院大学卒業後、日本オフィスシステム株式会社に入社
その後、研修講師に転身し、2001年にアット・ワンス(株)を設立、代表取締役就任。
20年以上にわたり、コーチング、ビジネススキル、ハラスメント、クレーム対応など数多くのヒューマンスキル研修に携わる。
2019年に一般社団法人アンコンシャスバイアス研究所の理事に就任。様々なテーマ、対象者に、アンコンシャスバイアスを届ける活動を行っている。
|法人概要
法人名
一般社団法人アンコンシャスバイアス研究所
代表理事
守屋 智敬(もりや ともたか)
設立日
2018年8月
住所
東京都港区南青山2丁目
(※以降の詳細住所は、個別にお問合せください)
事業内容
アンコンシャスバイアスという概念を広く社会に認知、普及することで、より良い社会、より良い人間関係を生み出すことを目的として、次の事業を行う。
・企業・各種団体における講演、研修の実施及びコンサルティング業務
・人材の教育訓練、指導及び育成事業
・講演会、セミナー、事例研究会の企画立案、開催、運営、啓発活動
・教育用教材、出版物の企画、制作及び販売
・講師養成
取引銀行
みずほ銀行 他
URL
|ロゴマークにこめた思い

人と人との繋がり、手に手をとりあう姿を表現すると同時に、ひとりひとりのカラーを変えることで、「人は1人1人違う」ということを表現しました。また、光をイメージし、明るい未来を表現しています。