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  • 執筆者の写真アンコンシャスバイアス研究所

初!「公立小学校」での授業:アンコンシャスバイアス【2日目】


 

宿題「アンコンを探そう!」をもちよって、2日目の授業

 

2回目となる授業。

GoogleMeetに接続すると、そこには、前回同様、子ども達の笑顔があった。



「どんなアンコンを見つけたかな?」から授業がスタート。

出てくる出てくる。

そして、楽しそうに、報告してくれる子どもたち。



アンコンシャスバイアスは誰にでもあるもの。

アンコンシャスバイアスは日常に溢れている。

あることそのものが悪いわけではないものの、

気づかずにいると、誰かを知らず知らずのうちに傷つけてしまったり、

気づかずにいると、時に自分自身の可能性を閉ざすことにもなりかねない。



そんなことを伝えながら、授業は進む。


 

アンコンシャスバイアスに気づいて良かったことは?

 

▲当日の板書写真(子どもたちの発表をききながら)



2日目の授業で伝えたかったことは、

「アンコンシャスバイアスに気づいて良かった~!」

と感じてもらうこと。


気づいて良かったことについて、

発表してもらったことを、ある先生が、黒板に板書してくれたのがこの写真。


他にも沢山の

「知ってよかった!」「気づいて良かった!」が発表された。



 

アンコンシャスバイアスに気づかなかったら??

 

もうひとつ、守屋は子ども達に問いかけた。

もしも「アンコンシャスバイアスに気づかなかったら、どうなると思う?」






当日の板書写真をみて思うことがある。

それは、「子ども達にアンコンシャスバイアスが伝わるだろうか?」は、伝え手である私たちの、まさにまさに、アンコンシャスバイアス(無意識の思い込み)だったということ。



気づきあふれた子ども達の発表は、感動だった。



 

2日間の授業を終えて

 

2日間の授業を終えて、ほどなくして、

授業をうけた約130人の子ども達から感想が届いた。

アンコンシャスバイアスを学んでの感想を、一人ひとりが言葉にしてくれたとのこと。


 

この授業をうけなかったら、きっと絶対無理とか言って、自分で自分を不安にしたり、とまってしまうことがあったかもしれないと授業をうけて思った

 

アンコンに気づかなかったら、友だちとの仲が悪くなったり、自分が傷ついてしまったりと、けっこう大変なことになってしまうと気づきました。だから、アンコンに気づこうとすることが大事なんだなと思いました。私は、アンコンは自分の身のまわりの人にたくさんあるものなんだと知り、そのアンコンに気づいて、だれも傷つけないようにしたいと思いました。​

 

私は前に出たりすると緊張してうまくしゃべれなくなったりするのですが、このアンコンを考える授業で、友だちと意見を交換して「ちょっと頑張ったら自信がつくかも」と思えた気がしました。ふだん、あたりまえに思っていたことを考えてみることが面白かったです。

 

相手(お友だちや先生や周りの人等)に対してだけでなく、

自分に対してのアンコンシャスバイアスに気づけた!という声も多かった。



みんなと同じじゃないと・・・という集団同調性バイアスに気づいたという声や、

「一人ひとり違っていい」という言葉が心に残ったという声など、実に様々な気づきが、ひとりひとりにあったことをうれしく思う。



一枚一枚の感想に目をとおしながら思ったことがある。それは、日本中の子ども達へ、アンコンシャスバイアスを伝えたい!ということ。札幌のとある公立小学校の先生からの声がけにより、子ども達に届けることになったアンコンシャスバイアスの授業。



発起人の先生には、感謝してもしきれない。

そして、授業で実施したいというその先生の思いをうけて、許諾をくださった校長先生と、教頭先生におかれては、教育委員会への確認(許諾)もすぐにとってくださったとのこと。授業開催に協力いただいたクラス担任の先生方にも、本当に感謝の気持ちでいっぱいだ。



「アンコンシャスバイアスを子どもたちにも届けたい!」

一般社団法人アンコンシャスバイアス研究所のあらたなミッションが見つかった記念すべき出来事となった。次の授業、次のご縁がいまから楽しみに!!



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